IT技術の著しい進歩がエンジニアの就職に影響してます
ITの運用部門を取り巻く環境は、IT技術の著しい進歩によって大きく変化しています。そのために就職にあたって、システム運用アドミニストレーターに求められる知識も変わりつつあります。業務内容の変化に対応できるようなスキルアップも自らに課す課題として捉えていかなくてはいけませんね。ある意味、ITエンジニアの宿命のようなものですが、進化していく技術に追いついていくことも必要なのです。社内システムを支えるものはクライアントサーバ型システムです。これをベースにした分散システムの普及によって、ネットワークのトポロジーに関する知識や様々なノードに対する幅広い知識が求められています。
またITエンジニアとユーザ部門との密接な連携などが必要となってきています。複雑化するシステムのため、これまでの体験だけでは円滑なシステム運用が困難になっており、ユーザ部門にも運用環境の変化に対応したオペレーション要員の育成が求められています。ITエンジニアとしてはそのようなオペレーション要員の育成にもタッチする必要性が出てくるかもしれません。当面アドミニストレーターとしては、運用対象のシステムについての知識に精通して、オペレーション要員をリードする技量が求められるでしょう。運用の基本的な技術として異常時の処置など対応能力がカギとなります。またオペレーション要員とのコミュニケーションを円滑に行い、問題発見のための予防策などについても十分に考慮していかないといけません。
社内システムの運用においては、障害が発生したときの対応を迅速に行うことが会社業務への悪影響を最小限にとどめるポイントとなります。その後の回復処理も速やかに行わなければならないでしょう。原因究明を円滑に行うことが重要です。ITエンジニアはそのためにシステムを構成するハードウェアやソフトウェアの特徴を押さえておくことが求められます。事前の障害の検知に全力を注ぐのはもちろん、その障害が業務に与える影響の把握や問題が起こった際に関係者への連絡などいろいろな手順を用意しておくことが必要です。
関連サイト